逍遥記

自由気ままに、好きなことをし、感じたままに綴る、それがこの逍遥記です。

2012年12月12日

タイムドメインスピーカー
先日スピーカーについてあれこれ調べていると面白いスピーカーを発見しました。それは”タイムドメインスピーカー”。
このスピーカーの何が凄いのかというとまず音がクリアで原音を非常に忠実に再生できるという点です。

もちろん他のスピーカーも目指すところは原音ではあるのですがタイムドメインの理論というのは今までのスピーカー理論の正反対とも言うべき理論なのです。

例えばこれまでスピーカーというのは大きくて重いものが良い音がすると考えられていました。しかしタイムドメイン理論によると小さくて軽いものの方が良いというのです。これには本当に驚かされます。
さらに音源にはポータブルの安いCDプレーヤーやパソコン、i-podなどが良いというのですから正に正反対の理論です。

ただこの理論の説明を読むとその理論に納得させられます。詳細はタイムドメインのHPを見てもらうとして、実際にそのスピーカーの音はどうかと言うと凄いの一言です。

僕が聞いたのはミニという2万円弱の一番安いタイプなのですがその辺の安いポータブルプレーヤーやPC用のスピーカーとは全く違い、ミニコンポはおろか数万のアンプやスピーカーと比べても遜色のないどころか音のクリアさは全く異質のもの言っていいと思います。

やはり根本的な音を出す理論が違うというのが音に現れています。もちろん小さなスピーカーなので大音量で鳴らす事は出来ないのですが普通に家で聴く分には十分な音量で、何より凄いのが音を小さくしてもハッキリと音を聞き取れるのです。
大きなスピーカーの迫力のある音とは全く違う、心地よいナチュラルな音といった感じです。そしてどこから音が鳴っているのかわからないというのも面白い所です。

上位機種は30万もするので気軽に購入出来るものではありませんがあのビルゲイツが数千万の自分の音響機器よりも良い音がすると驚愕したという代物らしいので一度はその音を聴いてみたいものです。
まぁ買えないなら自作という手もあるのですが、材料費もかかるし作業も大変そうなのでしばらくは手を出せないかなと・・・。

2012年12月21日

アラカブを求めて
随分と寒くなってきましたが、寒い季節の釣りと言えばやっぱりアラカブ。
アラカブというのはこちら長崎の呼び名で全国的にはカサゴと呼ばれる魚です。
なぜこの釣りが寒い時期に良いかというと日中でも比較的簡単に釣れるからです。他の魚は夜や朝夕のまづめ時でないとなかなか釣るのが難しく、どうしても寒い時間帯になってしまうからです。

前の日にスーパーでサバの切り身を買っておいてそれに塩をふりかけておき水分を抜いておいた餌を使って釣るのですが、このアラカブ釣りで最も重要なのは餌ではなく魚のいそうなポイントを見つける事です。しかも出来る限り人のあまりいかないようなポイントです。
この時期アラカブは産卵のため岸近くの岩場に入ってくるのですが一度その場所に入ると基本的にずっと同じ場所にいるため一度釣り上げられてしまうと次の魚が入ってくるまでその場所には魚がいないのです。いくらいいポイントでも先に誰かに釣り上げられてしまっていると絶対に釣れないのです。

昼間でも寒いので防寒対策をバッチリしてまず向かったのは平戸。
アラカブがいるのは大きな岩の下や岩と岩の間、テトラポットの隙間、堤防の際などなのですがこの日は波が結構高く外に面した場所での釣りは難しくとりあえず堤防の内側で波風を避けられる場所で釣り始めると一投目からいきなりヒット!
ただサイズが小さかったので即リリース。その後も近くを探ると当りはあるのですが潜られてしまったり、ベラが釣れたりでなかなか本命のちょうどよいサイズのアラカブが釣れず次のポイントへ。

ここは以前に何匹か釣れたことのある場所だったのですがやはり波の影響で全然釣りにならず早々に引き揚げ生月に行ってみる事に。
しばらく車を走らせると道路沿いに小さな堤防があり下は大きな岩場になっており、釣れそうな予感。
さっそく糸を垂らすといきなり良いサイズの魚をゲット。見た目はアラカブそっくりなのですが色が黒いムラソイと呼ばれる魚でした。
ここは釣れるポイントと確信し丁寧に探っていくと次々にヒット。ただ最初のに比べるとサイズが小さく結局キープしたのは全部で6匹。
小さいものやベラはリリースしたので釣れた数はその倍近くでしたが・・・。

持ち帰った魚は骨と頭はみそ汁のダシに、一番大きかった(22cmほど)魚の身はカルパッチョに、残りの小さな5匹(約15〜17cm)の魚の身は唐揚げにして美味しく頂きました。
本当は一匹丸々使ったみそ汁がこちらでは有名なのですがみそ汁にすると汁は美味しいのですが身はエキスを取られるからか全然美味しくないので身と骨を別々にして調理しました。元々身は身でとても美味しい魚なので何にしても絶品です。
もう少しサイズがそろえばあれこれ料理が出来るのですがまぁこれだけ味わえれば十分です。
海の幸に感謝です。

 ←今回釣れたアラカブ達

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