自由気ままに、好きなことをし、感じたままに綴る、それがこの逍遥記です。
2013年04月05日 |
柿渋 |
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最近はバタバタとあれこれしなければならない事だらけでなかなかホームページの更新ができずにいました。 そんな慌ただしい毎日ですがそんな合間に今しているのが柿渋染めです。 柿渋というのはその名の如く渋柿を原料にした日本古来の染色液で抗菌・防腐・防虫作用等を持つ非常に優れた染料です。 ただしこの染料は独特の強烈な臭いがあり普通に使うにはちょっとためらってしまう染料でもあります。 しかしそんな欠点を克服した無臭柿渋なるものが売られており、効果はそのままで嫌な臭いだけを取り除いているという素晴らしいものがあるのです。 そこで今回はその無臭柿渋を用いて色褪せた帆布のショルダーバッグとトートバッグに挑戦。木や紙に塗る場合は単に刷毛で塗るだけで良いのですが布の場合はちょっと面倒で二通りの方法があります。 一つ目は木や紙同様にそのまま刷毛で塗る方法、もう一つは柿渋の液に浸す方法です。今回のような厚い生地の場合浸す方法は難しいとの事で刷毛で塗る方法をとりました。 まずバッグを洗い汚れと表面の糊を落とし、湿らせた状態にし、2〜3倍に薄めた液を刷毛で塗っていきます。 全体にまんべんなく塗れると、今度はそれを干し乾燥させます。この乾燥に結構時間がかかり、完全に乾くまでには2〜3日かかりました。 この段階ではまだ薄い色なのでここから日光に当てて発色させます。今回初めてなのでどれぐらい日に当てれば良いのか全くわからないのでとりあえず数日ほったらかしにしていました。 その後もう一度水洗いすると色が落ち着くのだそうです。 これで一回目の塗りは終わるのですがあとはこの作業を何回か続けて自分の好みの色になったら完成という手順です。 今はとりあえず2回目の作業が終わった所なのですがまだ自分の理想の色にはほど遠いのでまだまだ塗り重ねないといけないようです。 普通の塗料というのは一度塗るとあとはどんどん色褪せていくものですがこの柿渋は色が濃くなっていくというのが魅力です。 また人工塗料と違い使っていくうちに味が出てくるのも特徴ですし多少の色ムラも味のうちです。 まぁ色ムラを少なくするには薄めの液で何度も塗布しないといけないので手間はかかりますが・・・。 素人でも簡単にできるのでおススメの塗料です。興味のある方は是非やってみて下さい。 |
2013年04月24日 |
今を生きる人の集い2013in佐世保 |
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これまで東京と滋賀でしか行われたことのないイベント、今を生きる人の集いが今年は佐世保で行われる事になりました。 過去大都市圏でしか行われた事のない大きなイベントがこんな日本最西端の地佐世保で行えるのか心配しましたが講師の先生方のたっての希望と関係スタッフの方々のご協力によりようやく申し込みまでこぎつけることが出来ました。 今回現地スタッフとしてお手伝いする事になったのですが、さすがに規模が大きくやらなければならない事が山積み状態でなかなか自分のホームページにまで手が回らずにいますがあまりにも更新していなかったのとこのイベント告知も兼ねて今書いています。 今を生きる人の集いの詳細と申し込みは集いのホームページにアクセスして頂きたいのですが少しだけ概要を紹介します。 期間は6/7(金)〜6/9(日)の3日間で合計8コマの講座が行われ、講師には甲野先生、光岡先生といったこれまで武術でお世話になっている先生をはじめ、最近はテレビでよく見かけるようになった精神科医の名越先生、さらに火起こしや古代楽器・道具作りなど様々な原始技術の研究者で和光大学非常勤講師を勤めておられる関根先生、そして佐世保ならではのミツバチたすけ隊という豪華講師陣。 講座の内容も武術、火起こし、竹細工、瞑想、養蜂体験、などバラエティに富んだ内容となっており、どの講座も普段ではなかなか体験できないものとなっています。 またこのイベントの魅力はなんと言っても宿泊があるという点だと思います。講座以外の時間に講師の先生と接する機会があるほか、いつもは講師としても活躍されている方たちがスタッフとして多数参加されておりこの方たちとのふれあいも楽しみの一つです。 参加者も地元佐世保はもちろん九州各地をはじめ全国各地からも多数参加される予定ですので参加者同士の交流も魅力の一つです。 お時間、興味のある方はぜひご参加下さい。 問い合わせ先:今を生きる人の集い2013in佐世保まで |