逍遥記

自由気ままに、好きなことをし、感じたままに綴る、それがこの逍遥記です。

2014年09月03日

夏なのに雨、雨、雨
ここ数年猛暑の夏が続いていますが今年は猛暑は影を潜め雨、雨、雨・・・。
植物にとって本来は恵みの雨となるはずが今年は日照不足と水分過多で野菜が高騰しています。
ただ、ありがたい事に我が家は昨年から始めた自然農の畑のおかげで何とか野菜不足にはならずに済んでいます。
さすがに水分に弱いトマトはなかなか完熟にはなりませんがその他の野菜は問題なく収穫できています。

野菜は自然農のおかげでまぁ何とか大丈夫なのですが心配なのはミツバチの方。
元々花の少ない夏が雨が続くせいでさらに少なくなっており、それすらも雨でなかなか集めに行けないという悪循環。
それに加えて先日はキイロスズメバチが一匹飛来してきており、それに対抗するために入口には普段の何倍もの門番が警戒態勢をとっていました。
何とか無事この危機を乗り越えてくれるといいのですが。

そんな雨の続く中、昨日は久々にアジングに行ってきました。
本当はジギングで青物狙いに行きたかったのですがなかなか天気と休みが合わずとりあえず手軽に行けるアジングにしたのです。

この日は大きなアジの回遊はなく釣れるのは15cm弱の小アジばかりでフッキングがうまくいかず、あまり釣果を伸ばすことができませんでしたが何とか7匹ゲットし一食分の南蛮漬けになりました。

小さいながらも細い竿に伝わる当たりは心地よく、僅かな当たりをフッキングさせる緊張感は十二分に楽しませてくれました。

次はもう少し大物を狙いに行きたいものです。


2014年09月12日

ミツバチたすけたい!
一昨日の事です。そろそろ秋野菜の種蒔きをしようといつものように畑に出掛けました。
しばらく草刈りをしていると段々畑になっているうちの畑の上の段の田んぼに二人の男の人がやってきてお互い軽く挨拶したのですがその直後、その二人が思いもよらない行動を始めたのです。

田んぼの両端に一人ずつ立ち間にトンネル状の大きなホースのようなものを渡し片側の人は機械を背負い、そこから勢いよく霧状の白い煙が稲に散布されたのです。
あっという間に端から端まで撒き終えると、しばらくしてその恐ろしい白い煙が下の段のうちの畑にやってくるではありませんか!
その白い煙はあれよあれよという間に石垣を伝い事もあろうに我が家の大切な大切なミツバチの巣箱を覆ったのです。

その瞬間言葉を失い唖然としてしまいました。
にこやかにあいさつしたかと思えば何の悪気もなく人が近くにいるのさえ何のお構いものなく彼らは白い煙を撒き、自らは口にタオルを巻くだけという気楽なスタイル。

こちらはなすすべなくその白い煙に巻かれたのです。
とにかく蜂がどうなったかが気になり当たりの煙が静まってから巣箱を覗くと、いつもなら大勢いる門番が全て巣箱の中に入っており一匹も出てこないのです。
愕然としながら今度はスケルトン方式になっている我が家の巣箱の中身を覗いてみると何とか蜂は生きてはいるもののいつもより大人しい感じなのです。
しかしどうする事もできずとにかく自分の身も心配なので急遽種蒔きは延期し家に帰りとりあえず解毒作用のある薬を飲み様子を見る事に。

翌日自分の方は何ともなかったのですが夕方蜂を見に行くといつもならまだ門番がおり外から戻ってくる蜂がいてもおかしくない時間にも関わらず一匹も出入りがないのです。
嫌な予感がよぎりつつも中を覗くと何とか蜂は生きていました。ただ明らかにいつもと様子が違い弱っている感じなのです。ただどうする事も出来ないのでそのまま帰宅。

そして今日、仕事のお昼休憩中にいてもたってもいられず蜂を見に行くと今日は門番がおり、ちゃんと出入りしている蜂がいたので一安心。
ただ中の巣版を見るとまだまだ予断を許さない状況でした。

たとえ直接の被害が何とかしのげても今後稲の花粉や水田の水を飲む事で蜂がどうなるのかが心配です。
それに加えせっかく無農薬で作っている野菜にまで影響があると思うとなんとも切ない気持ちです。

農家が農薬なしでは生計が成り立たないというのは理解できます。しかし周りの環境を破壊していいのは別問題だと思います。
それに何の危険性も感じず自らの身体もその危険な物質に曝し続けているという事実を認識しなければならないと思います。
またその農薬を自分たちは農家の為にと思って作っている製薬メーカー、さらに危険な物質と認識しながらもその使用を許可している政府、利益の為に販売、使用を勧める農協にも問題があると思います。

もし農薬という分類ではなければ薬局では毒物扱いの非常に危険な物質となるはずのものが農薬という名の元いかにも安全、安心な薬として世の中を出回っている事は何とも恐ろしい事です。

先日までは夕方に畑に行けば必ず蚊に刺されていたのですが昨日と今日は一匹も蚊に刺されませんでした。
これが何を意味するのか、またこの影響が今後どのように我々人間に影響してくるのか、これからは単に興味がなく知らないでは済まされない時代になってくると思います。

”ミツバチたすけたい!”この叫びが昆虫を、生き物を、自然を、そして人を助ける事になるはずです!

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