逍遥記

自由気ままに、好きなことをし、感じたままに綴る、それがこの逍遥記です。

2014年04月13日

草が草を呼ぶ
今年の桜は一気に咲き、一気に散ったという印象ですが気温も一気に上がり始め我が家の畑も花が沢山咲き始めています。
暖かくなるにつれて今までほとんど目立たなかった雑草が急に生え始め大分自然農らしくなってきたのですがカラムシなどの宿根性の雑草の勢いが凄く2〜3日の間での芽が出て大きくなってしまうのでこれらの雑草は見つけ次第なるべく根こそぎ取り除くようにしてはいるのですがなかなか難しい所です。

それと厄介な問題がもう一つ。3月に入ってから少しずつ夏野菜の種撒きをはじめているのですがそこが何者かによって荒らされているのです。
我が家の畑では刈り取った雑草やその根を土の上にマルチとして敷いているのですがその草のマルチがグチャグチャにされ土がボコボコになっているのです。最初は雨・風が強い時に吹き飛ばされたのかと思っていたのですがどうもそうではない様子で、よくよく見てみるとそのボコボコは動物の足跡のようなのです。

この辺りで動物と言えばやはりイノシシだと思うのですが真偽のほどはよくわかりません。
ただせっかく芽が出ていたキャベツやピーマンがいつの間にかなくなっていたり、ジャガイモが掘り起こされたりされていたので何か対策が必要か思案中です。

まぁそんな中でも春は芽吹きの季節であり、レタスやルッコラ、水菜、わさび菜、大和まな、九条ネギ、大根といった野菜は順調に芽が出てきており、ジャガイモも掘り起こされなかったものはちゃんと芽が出てきているのでこれからの成長が楽しみです。

ちょうど今は冬に撒いた野菜の収穫が終わり、食べられるものがない状態ですがエンドウ豆がボチボチ成りはじめており、ゴボウ、ブロッコリーも大分大きくなり、イチゴも花が咲き始めているのでこれからは野菜は買わなくてもよさそうなぐらい収穫できそうです。

自然農を始めて約半年ですがやり始めて気付いたのは草が草を呼ぶという事です。どういう事かというと何かを育てようと思えば必ずそこに別の植物が必要という事です。
耕した何も生えていない荒れた土の場合、何もしなければなかなか草が生えてこないのですがちょっと雑草を敷いてあげるとそこに雑草が生える事ができるようになります。雑草が生えはじめると今度は他の植物が生える事ができるようになるのです。

何もない荒れた土地の場合、せっかく雨が降ってもすぐに水分が失われてしまう為になかなか植物が根付くことができません。しかし一度草でマルチをしてあげると水分が保たれ新たな植物を呼ぶ事ができます。一度新たな植物が生えるとその植物が水分保持の役目を引き継ぎ、その植物が枯れるとその亡骸は有機質として微生物や小さな生き物の養分となり更なる植物が生える手助けとなり様々な植物が生える環境となるのです。

実際に自然農をしてみるとその事がよくわかり、雑草が邪魔者ではなく必要なものだと理解できます。また耕すという行為も土を硬くするだけでなくせっかくあった雑草の種を土の中に隠してしまう事になるのでかえって野菜の成長の妨げとなってしまいます。
もちろん一番最初の宿根草を取り除く為に耕すのしは仕方のない事なのですが・・・。

このように自然の変化を見ているとよく行われている単一植物の植林はあまり効果的だとは思えません。やはり植林するのであれば多種の種を撒く必要があると思います。また植物は土の状況によって生えるものが変化するのが自然であり、それぞれに様々な役割があるのだと思います。

2014年04月24日

春の生き物たち
春になり我が家にも色んな生き物がやってくるようになりました。その一つがツバメ。
ミツバチの減少と比例して減少を続けているツバメですが我が家のアパートの通路の上に最近居座るようになりました。
日中は餌を求めてなのかほとんどいないのですが夜になるとどこからともなくやってきて休んでいるのです。
まだ一羽だけで巣を作っている感じではないのですがどうも雨風凌げるねぐらになったみたいです。
通路にフンを落としていくのがご愛嬌ですが可愛いものです。

それと前回も少し書きましたが畑の方にはやはりイノシシが入ってきているようでせっかくきれいに草マルチをしてもすぐにグチャグチャにされてしまい新しく撒いた種をもダメになってしまいさすがに何か手を打たなければと管理人さんに相談し入口の柵を高くしてもらいました。
とりあえず今の所この高くしてもらった柵が功を奏しているのか被害はみられないのですが今後どうなるでしょうか?
ちなみに下の写真は荒らされた様子なのですがどうもお目当ては野菜ではなくミミズのようで草マルチでミミズが集まっている場所が掘られており、雨の日の後が被害が多かったのも頷けます。

 
イノシシに荒らされた畑

それから春から本格的に釣れ始めるのがキス。この時期は夏場のように数は釣れないものの型が期待できるので天気もいいので昨日はキス釣りに。

昨年釣りに行った平戸は数はまずまず釣れたもののサイズが小さかったので今回は新たに場所を開拓しようと大島に行ってみる事に。
とりあえずキスと言えば砂地なので海水浴場で釣り開始。天気が良く水も砂もきれいでとても気持ちよかったのですがキスは全く釣れる気配がなく、釣れたのはフグだけという事で場所を移動。
次は小さな漁港だったのですがここもフグ以外は釣れず大島を諦め大瀬戸方面へ。

周りはほとんどイカ釣りの人の中ここでようやく本命のキスがヒット。フグの猛攻を受けつつもまずまずのサイズのキス2匹を含む計5匹をゲット!

臭みのないキスは何にしても美味しい魚で大きいサイズのものはカルパッチョに、小さいものはフライにして頂きました。特にカルパッチョはほとんど我が家で獲れた自然農法の野菜を使用し自分で作ったハーブ塩を使ったので高級レストランでもなかなか味わえない贅沢な一品となりました。もちろん味の方も最高でした(笑)。

 大きいキスは23cmほどありました。

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