逍遥記

自由気ままに、好きなことをし、感じたままに綴る、それがこの逍遥記です。

2014年07月02日

スーパースター
四年に一度、日頃サッカーに関心のない人もサッカーに注目する時期がW杯ですが、世界で最も注目されるイベントです。
同じ四年に一度でも、オリンピックではなく単一種目であるW杯の方が世界での関心が高いのは様々な理由があるでしょうが、やはりサッカーというスポーツが貧富の差に関係なく、人種の差に関係なく、全人類が共通して楽しめるスポーツだからではないかと思います。

例えば日本ではサッカーと並び人気を誇る野球の場合はバットやグローブやボールが必要であり、先進国とキューバやドミニカといった一部の国に限られてます。
野球に限らずテニスや卓球、といった用具を必要とする種目の場合、発展途上国と呼ばれるような国ではまず難しく、貧富の差による格差があります。
では貧富の差の関係のない陸上のような種目はどうかと言えば、純粋に走るだけの競技では最近は黒人選手が表彰台を独占しています。しかし水泳などでは以前からの人種差別の影響もあり黒人選手を見る事はありません。
冬季五輪では雪の降らない国は除外されますし、ここでも黒人選手はほぼ見る事はできません。

サッカーは一つのボールさえあれば誰でもどこでも行うことができ、ルールもシンプルで、選手として要求される能力も多岐に及んでおり、単純に走るのが速いだけでも、ボールコントロールが上手いだけでも持久力があるだけでもダメで、身体能力、ボールテクニック、判断力、・・・様々な能力が問われる為、どの人種にもチャンスがあります。

オリンピックと異なりW杯では各大陸より参加国が選ばれる為、まさに世界大会と言えます。
内戦で未だ国が安定していないコートジボアールやボスニアといった国、財政破綻したギリシャ、アメリカ、イギリス、フランスといったG8の国々まで、参加国だけでも様々です。

ちょっと前置きが長くなりましたが本題は今回のW杯の特徴を書いてみようと思います。

ようやくベスト8が出揃ったわけですが今回のW杯では前回王者でFIFAランク1位スペイン、さらに過去優勝経験もあるイングランド、世界最高選手ロナウドを擁するポルトガル、など強豪国と呼ばれる国が予選敗退するという驚きの結果となっています。
そんな中、地元南米や北中米の国の活躍が目立つ大会となっています。

では今大会の勝敗を分けている要因は何なのでしょうか?まず各国の実力差がかなりなくなっているという事を前提に考えないといけないと思います。
決勝トーナメントを見ていると半分は延長となっており、たとえ90分で決着が着いても1、2点差という僅差の試合がほとんどです。
これは予選においても同じで数試合は大量得点差の試合もありましたがそれも僅かな集中力の切れやたまたま上手く点が立て続けに入ったというものが多く完全な実力差で勝敗が決した試合は少なかったように思います。

今のサッカーは非常にコンパクトで前線からのプレスが厳しく、そうそう簡単に得点する事ができなくなっています。そんな中今大会で多く見られる得点はスーパープレーによる得点です。
これまでのようにパスで崩して得点やクロスによる得点は少なく、個人によるスーパープレーが目立ちます。これは単に今大会がスーパープレーが多いというより、このような普通の選手では決してできないようなシュートでなければなかなか得点できない事を示していると思います。

前回大会は一人のスーパースターというよりはむしろチーム全体の連携が勝敗は分けた大会でしたが、今回はスーパースターのスーパープレーが必要とされる大会だと感じます。
そういう意味ではネイマールを擁するブラジル、メッシを擁するアルゼンチン、ロドリゲス擁するコロンビアなどはそれぞれのエースがビッグプレーでチームを勝利に導いていると思います。

前回大会では日本、韓国と予選を突破したアジア勢は今大会では一勝もできずに終わりました。この原因の一つはやはりスーパースターと呼ばれるようなビッグプレーを起こす可能性を持つ選手が少ない事が言えると思います。唯一健闘したのはケーヒルが活躍したオーストラリアぐらいではないでしょうか?

イングランドやポルトガルの場合はそれぞれルーニー、ロナウドというスーパースターを抱えながらも彼らの調子が今一つ上がらなかったのが敗因の一つのように思います。
日本の場合も本田、香川といった選手があまり機能しなかった事に加え根本的にビッグプレーの出来る選手がほとんどいないというのが決定的な差ではないかと思います。
前回大会に比べ確かに全体のレベルは上がっていると思いますがビッグプレーが出来る選手という観点で言えばさほど変わっていないと思います。
世界である程度戦える選手は増えてもその中でさらに超越したプレーの出来る選手というのが今求められていると思います。

大会前に本田選手が優勝を狙いますという事を公言していましたが、確かに日本にも優勝出来る可能性はないわけではないと思います。
実力差ほど得点に差がでにくい現代のサッカーにおいては日本にももちろん強豪国に勝つ可能性はありますがビッグプレーができる選手がいなければかなり厳しいと思います。

それともう一つ日本が忘れてはならないのはチャレンジャーでなければならないという事。前回大会では直前の試合で負け続け監督も交代かとまで言われていましたが本番では選手は徹底した守備からのカウンター攻撃を行い最後まで集中を切らさずにチャレンジャーで居続けました。
しかし今回はチャレンジャーである事を忘れていました。特に初戦はどこか中途半端なプレーが目立ち運良く先制できたにも関わらずその後は後手後手となっていました。
常に最大限のパフォーマンスを出すためにチャレンジャーで居続ける事ができなければ今後日本はW杯で勝つ事はおろかアジアの予選すら突破するのも厳しくなるのではないかと思います。
特に今後はアジアでも各国の実力差がどんどんなくなるのは目に見えています。その中で勝ちを得るには常に最大限の能力を発揮するために何をすべきかを考えないといけないと思います。

それと内田選手も言っていましたがスーパースターと呼ばれる選手が出てくるかが鍵になると思います。

2014年07月06日

ちょっとそこまでアジングに
近場でそこそこの型のアジがアジングで釣れているという情報がネットで載っていたので仕事後に行ってみる事に。
釣り場に到着するとすでに4〜5人程の釣り人が竿を出しているもののほとんどがイカ釣りみたいでした。

早速常夜灯周りの明暗部を中心に投げていると急に竿が重くなりリールを巻き上げるとそこそこの型のアジをゲット!
その後もポツポツ当たりがあるもののなかなか針に掛らず苦戦するものの順調に釣り上げる。
その後当たりが出にくくなってきたのでルアーをチェンジし少し場所を変えたりするとまたポツポツと釣れ出し食べるには十分なアジを釣り上げ納竿。

せっかく釣れる状態だったので本当はもう少し釣りたかったのですが、翌日も仕事があったので二時間半ほどで切り上げました。



大きい5匹が23cmほど、残り5匹は豆アジでした。

これまでまともにアジングでこれだけのアジを釣った事がなかったのでいまいちコツがわからなかったのですが今回ある程度の数を釣って少しそのコツがわかってきました。

アジングで難しいのが誘いよりも当たりがあった時のあわせにあり、おそらく上手い人ではほんの僅かな当たりも逃さずフックさせるのだと思います。
僕の場合はまだまだその辺が甘くなかなかヒットまで結び付けられませんでしたがこれから徐々に上達していきたいと思います。

アジは小さいながらも青物だけあり、細い竿だと結構引くので釣りとしても面白く、また食べても美味しいのが嬉しい所。
またアジングだと撒き餌を使わないので嫌な臭いもしないのでさらに美味となります。さすがにサビキに比べると数は出ませんが、良型が釣れる可能性があるので十分楽しめます。

回遊が鍵になるアジングなだけに毎回釣れるとは限りませんが他の釣りと併用しながら今後も楽しんでいきたいと思います。

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