逍遥記

自由気ままに、好きなことをし、感じたままに綴る、それがこの逍遥記です

2016年06月29日

梅雨の畑
梅雨に入り雨が続いていますが、この時期大変なのが雑草です。
自然農による栽培をはじめて3年目になるのですが最初は欲しくてもなかなか生えてくれなかった雑草も最近はこれでもかというぐらいに生えるようになってきました。
これだけ雨の日が続くと雑草も数日で一気に成長してしまうので草刈りは必須なのですが、雨の日が多いとその作業が出来ないため余計に雑草がはびこることになってしまいます。

自然農において雑草は水分や土壌の保持、さらには害虫対策、栄養源と様々な働きがあるのですがあまりにも大きくなりすぎると目的の野菜の光合成の邪魔になったり、風通しが悪くなり、かえって虫の被害を大きくしてしまうので適度に刈ってマルチにする必要があります。
いくら自然に任せるといってもやはり野菜を育てるというのは栽培であるのでこの作業は欠かせません。

今年も昨年同様夏野菜はイノシシの影響で植え付けが遅くなってしまい先日ようやくインゲンが採れ始めたぐらいですがこぼれ種で芽を出した紫蘇や荏胡麻などが勝手に生え放題なので畑に行けば何かしら食べれるものがあります。
それから今よくできているのが人参。
これは初めて自家採取した種を撒いて育てたのですが大きさもまずまずで葉っぱもほとんど虫に喰われていないので葉も含めて貴重な食料になってくれています。
味も人参独特のえぐみもありつつ甘味もある、さましく人参という感じでこれを食べるとスーパーなどに並ぶ人参がいかに味が薄いかがよくわかります。

自然農で栽培すると普通よりも栽培期間が長くなってしまうことが多いのですがその分養分をいっぱい蓄えたものが多く味が濃いのが特徴です。
今年はじめて全て種から育てた玉ねぎなどは小ぶりなものばかりでしたが味は濃厚で甘味が強く生でも美味しかったです。

まだまだ全ての野菜が十分育つわけではありませんが大分土質も変わってきて不耕起なのにそこそこ柔らかい土になってきました。

これからの季節はブルーベリーやキュウリ、トマト、トウモロコシ等が採れ始めるので収穫も忙しくなりそうです。

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