逍遥記

自由気ままに、好きなことをし、感じたままに綴る、それがこの逍遥記です

2017年09月28日

身につけるもの
普段私たちが生活する上で最も重要な事は?と言われれば多くの人が”衣・食・住”と答えると思います。
この中でも”食”に関しては様々な所で取り上げられており、様々な健康法等が紹介されおり、一般の方でもその重要性はかなり周知されています。
テレビでも食に関する情報を見ない日はありません。

”住”はどうかと言えば、こちらも”食”ほどではないにせよ度々話題として取り上げられます。

では”衣”はどうでしょう?
衣の話題と言えば見た目のデザインの話はよく耳にしますが機能に関してはあまり関心が払われていないように感じます。
もちろん最近は様々な機能、例えばヒートテックのような温熱効果をもつものや逆に接触冷感機能を持つもの、圧をかけることで筋肉の動きをサポートするものなども出てきています。

しかし本来の人の運動機能を優先した衣料品というのはほとんどないと言えます。

普段私たちが身につけている衣服はそのほとんどが洋服です。
最近家では浴衣を着ることが多くなったので特に感じるのですが洋服はとにかく肩がきついのです。
なぜそのように感じるかと言うとそもそも洋服が肩で着るように作られているからです。
これに対し和服には肩はなく袖しかありません。そのため和服を着ると本当に肩がなくなるのです。

普段洋服しか着ない現代人にとってはわかりにくい感覚ではあるのですが日本人であれば一度着物を着るとその動きやすさにすぐに気付くと思います。肩を使わないと言うことは手・腕・肩を胴と一体化して動かせると言うことです。
逆に洋服は肩を意識しないと着れない為手と腕が肩で胴体と分断されてしまうのです。

普段スーツを着ない僕のような人間が冠婚葬祭でいきなりスーツを着ると窮屈で疲れてしまうのはこの為です。
この感覚は普段スーツを着慣れていない人にとってはよくわかる事だと思いますが最近はラフなポロシャツでも窮屈に感じてしまうのです。
一見動きやすそうなポロシャツであっても結構肩を中心に作られており、もっとラフなTシャツであっても型によっては動きにくいものがあるのです。

これら普段着ているものが動きを制限し、姿勢を崩しているというのはなかなか考えないものです。

それから身につけるものでもっと重要なものとして靴がありますがこれは今回は置いておいて、もっと気付きにくく重大なものに下着があります。
その中でも特に問題なのが”ゴム紐”です。

今売られている下着類にはほぼ100%ゴム紐が用いられています。
そのゴム紐が私たちの健康を脅かしているという事実をほとんどの方が知りません。
かく言う僕自身もその一人ではあったのですが医師である見元良平先生の著書を拝見しその恐ろしさ、重大性を知り、これは一人でも多くの方に知ってもらわなければならない重要事項だと思い今回少し紹介したいと思います。

日本でゴム紐が普及し始めたのが昭和30年代でそのころから様々な疾病が増えだしそれまでの治療法では治らないものが増えてきたのです。
その原因がゴム紐ではないかと考えた見元先生がゴム紐を除去して治療にあたると軽快する症例が多々あり、最初は単に消化器疾患のみと思われていたゴム紐による障害が循環器疾患や精神疾患等様々な疾患に関与している事がわかったそうです。
詳細については先生の著書”健康であるためにゴム紐症候群について”に書かれているのですが現在の多くの疾病にゴム紐が関与している可能性があるという事です。

最近は自分でもとりあえず寝るときだけですがゴム紐なし生活をしているのですが特に持病のない自分でも明らかに身体の調子がよくなることを感じます。
さらに娘などはそれまでひどい時もあった肌荒れがかなり改善され、低かった体温もかなり上がってきました。

さすがに一気に全てをゴムなし生活にするのは難しいのでとりあえず一日の半分近い寝ている時だけでもゴムなしにしてみてはいかかでしょうか?
たとえ今特に病気でない人でもゴム紐をなくして何かが良くなることはあっても、悪くなることは決してありません。
もし何かの持病を持っておりなかなか改善しないのであれば一度身につけているゴム紐を外してみて下さい。もしかするとそれが原因かも知れません。

身の回りに当たり前にあるゴム紐が実はとても怖いというのはなかなか想像できないものですが一度外してみると結構違いを感じるものです。

やはり昔からよく言われる衣食住は本当に大切なものなのです。

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