逍遥記

自由気ままに、好きなことをし、感じたままに綴る、それがこの逍遥記です

2018年11月22日

イノシシ襲来
春以降その姿を見ることがなくなっていたイノシシが久しぶりにやって来ました。
しかも今回は今までになくど派手に荒らしていきました。

今年の夏は猛暑もありほぼ食べられるものがない状態の畑でしたがこちらの引っ越してきてから本格的に手入れをするようになり、新たに種を蒔き、その種が芽を出し大きく生長しようやく食べ頃のサイズになってきた所での今回の襲来。

一応動物避けのネットはしていたものの彼らが本気を出せば簡単に突破できる程度の簡易のものだったのであっさり侵入されてしまいました。

被害が大きかった庭木は全てと言っていいぐらい掘り起こされており、アカシデは完全にダメになり、ツバキやマルバノキ、ブルーベリーは根っこから掘り起こされ全然違う場所に・・・。
野菜では種から育て、つい先日苗を植えたばかりのタマネギが全て掘り起こされタイム、オレガノ、ポリジ、イタリアンパセリといったハーブ類も大分やられてしまいました。

ただ掘り起こされた面積は大きかった割には植物自体、特にある程度育っていた水菜や大根、人参、こぶ高菜、ほうれん草などはほとんどやられていなかったので実被害はそこまでなくて済みました。

イノシシが掘り起こした場所はミミズがいそうな場所、つまり有機質に富み、酸素不十分で発酵よりも腐敗傾向にある場所で、掘り起こされていない場所はそれなりに循環がうまくいっている場所のようです。
そういう意味ではイノシシは畑の必要な場所に酸素供給してくれる優秀なトラクターです。

最初の頃に比べると大分虫が減り葉物野菜も綺麗なものになってきたのですが土の団粒化はまだまだで土は硬い状態です。
それでもそれなりに野菜が採れるようになってきたのでありがたい事です。

最近は炭素循環農法の理論を取り入れ、土の団粒化を進め、虫の来ない畑を目指し実験的に炭素資材をこれまでよりも多めに入れるようにしています。
本来の炭素循環農法からすればまだまだ少ない量ですがこれからの変化が楽しみです。

全ての土がイノシシが掘り起こさないような土になるにはまだまだ時間がかかりそうなのでとりあえずしばらくはイノシシに侵入されない対策が必要のようです。

  イノシシに荒らされた後

   我が家の野菜達

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